過失割合について(基本的な考え方)

09/07/2018

交通事故では、事故の原因がどちらに大きくあるのかということを数字で表す『過失割合』というものがあります。

過失割合は『10:90』や『65:35』のように5%単位で出していきます。

この過失割合は事故の補償内容に大きく関わってくるので、納得していないのであれば保険会社から提示されても安易に受け入れてはいけません。

 

過失割合は保険会社が決めます。

警察が過失割合を出すと思っておられる方がいますが、警察は刑事事件以外は深く踏み込んではいけない『民事不介入』という決まりがある為、過失割合については決定権はありません。そのため、過失割合は警察が行った事故当事者の『調書』を基にして保険会社が決めています。

 

そもそも過失割合はなぜ決めるのか?

 

過失割合は、治療費や車の修理代などにかかった費用を事故当事者同士がどれだけ負担するのかという負担割合を決める為にあります。

 

例えば、過失割合が20:80の事故被害者の場合で考えてみます。

被害者の車の修理代が20万円であったなら、16万円を相手側に請求できる事になります。

もし、過失割合が信号待ちで後ろからの追突された場合のように『0:100』で、こちら側は過失が0%の場合は加害者側が被害者への補償を全額負担することになります。

 

つまり、大きな事故で治療費や車の修理代などの補償額が大きくなればなるほど過失割合は重要になってきます。過失が5%違うだけで数万円~数十万円もの差が出ることが考えられます。

 

過失割合を決める基準はあるの??

 

はい。あります。

 

『民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準』

『民事交通事故訴訟 損害賠償算定基準(赤本)』

 

に書かれている内容を基準として決めていきます。

交通事故にはさまざまな発生状況があり、事故を起こした当事者同士では話しがまとまらない事が多いこともあり、このような過去の裁判例などを基に定められた過失割合の決め方があります。

上記の本には様々な事故状況での過失割合が示されており、例えば『15キロ以上の速度違反』をしていた場合は過失が5%高くなることや、『どちらが優先道路だったか』『信号はどちらが青だったか』など、状況に応じて細かく過失の増減方法が決められています。

 

この基準に照らし合わせていきながら、事故当事者の双方の言い分を基に過失割合を決めていくのが一般的な流となります。

 

このように、過失割合の重要性と役割、判断基準などをしっかりとふまえた上でご自身の納得のいく過失割合を決めていくことが大切です。

 

もし、過失割合でお困りの際はお気軽にふじい鍼灸整骨院 院長の藤井富(とむ)までお問合せ下さい。

少しでもお力になれればと思います。

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